特徴はノベルゲームをWeb上で簡単に制作できて、そのまま公開できるという点です。作ったゲームはスマートフォンでも動作するし、iphoneやAndroid用にアプリ化して配布することもできるんです。
ゲームのサンプル。ブログパーツみたいに貼り付けることもできる
画面のように、特別にスクリプトやプログラミングを覚えなくても、それなりに作ることができるようになっています。
細かいサービスに関する説明は、ビジュアルノベルスタジオのページを見ていただくとして。
今回作成に至った経緯や技術的なメモを兼ねて開発録を残しておこうかなと思います。いろいろ、勉強になったことも多かったしね
作ろうと思ったきっかけ
このサービスの半年ほど前にR9という、ノベルゲームエンジンを開発していました。
これも、プログラミングの知識などが不要で、すごく簡単なスクリプトを書くだけでノベルゲームを作れるというものです。
おかげさまでたくさんのユーザに利用してもらい、さらに専用に編集ソフトを作ってくれたすごい方がいらっしゃったり。簡単にノベルゲームを作りたいという需要はまだまだありそうだなぁと感じていました。
一方で、簡単になったとはいっても煩雑な作業が必要な部分が多く残っていました。
視覚的にゲームの情報が確認できないので、ゲームをプレビューするまで動作が想像出来なかったり。ゲームが完成したあと、ネットに公開する場合もレンタルサーバーを用意してアップロードしないといけなかったり。
もっと手軽に、それこそブログを書くくらい簡単にゲームが作成できるようにならないかなぁ。と考えたのが開発のきっかけです。
設計時に考えたこと
サービスを制作する前にいくつか、検討しなければいけない項目がありました。
ソフトウェアの形式は?
今回も無償のフリーウェアにすることは決めていました。
ただ、ソフトウェアの形式については結構迷いました。
つまり、Windowsのアプリケーションにするか Webアプリケーションにするか
直感的な操作だけで、ゲームを作ってもらうには、リッチなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)は必須です。そういった、操作に適しているのは圧倒的にWindowsのローカルアプリでした。
(Webアプリはドラッグ&ドロップなどの処理は苦手なんです。)
で、結局Webアプリケーションで作成することにしました。
一番大きかったのは、やっぱり、R9の資産をそのまま活用できる点 と 後述するインターネットへ簡単に公開できることが理由です。
R9はJSで制作されていますので、Webベースのビジュアルノベルスタジオではその資産をフル活用することができます。R9を拡張する形でサービスを構築したことで開発期間を大幅に縮小できたし、なんといってもR9と互換性を保てたことはよかったです。
ゲームデータの保存場所
さて、ウェブベースで開発することは決めたのですが大きな懸念点が残っていました。
ゲームで使用する画像や音楽ファイルを視覚的に確認できるようにするためには、ビジュアルノベルスタジオから、そのファイルを参照できなければなりません。ゲーム制作画面に表示するためです。
ウェブベースですと、ユーザさんのパソコンにあるファイルは見ることができませんので、アップロードしてもらうことになります。アップロードしてもらえれば、そのままレンタルサーバーなどをレンタルしなくてもゲームを公開することができるので、大きなメリットがあります。
問題は、そう。運用サーバーです。
アップロードされるファイルは画像、音楽、ムービーファイルなどで、結構な容量になります。ハードディスクの容量的な問題もありますが、それ以上に、制作したゲームが人気になった場合相当なトラフィックが発生することは容易に想像できます。
せっかく作ったゲームが人気になったのに、サーバーが落ちて見れないとか。。。。
ですが、個人運営しかも無償のサービスで潤沢なサーバーを用意するのはちょっと、厳しいものがありました。
そんなとき、凄いウェブサービスを見つけました。
Dropbox
無料かつ、有名なウェブストレージサービスで、簡単にネット上にファイルをアップすることができるサービスです。
しかも、その容量は標準で2ギガ!!
例えると、プレステのゲーム4本分。スーパーファミコンの100本分(適当)
ドロップボックス、恐ろしい子。
外部サービスからもREST形式のAPIが用意されていることは知っていたのですが、HTTPでのアクセスすると、ウェブサーバーとして動作する領域があることは知りませんでした。
という訳で、ログイン機構やストレージの部分はDropboxに担っていただきました。
開発期間
仕事が終わってから、夜寝る前に1時間〜2時間くらいのプログラミング。
画面の設計などは通勤電車でスケッチブックをカキカキ。
あと、週末の片方を、開発日にあてました。
大体、3週間くらいで、リリースまでこぎつけました。
サービスの根幹部分は1週間くらいで完成したのですが、やっぱり説明ページとかで時間がかかってしまいました。
デザイン面では素敵なロゴを作ってもらえたり、手伝ってもらえたので。感謝です。
まとめ
ビジュアルノベルは文章を魅力的に見せる力があると思っていて、その一助をこのサービスが担えるようになれば、嬉しいなぁ。
とまぁ、まだまだ未熟なところもあるサービスですが、ぜひぜひ、使ってみてくださいね〜。あと、ご意見などあればぜひ、Twitterや掲示板にご連絡ください。
ではでは、今後ともよろしくです。
細かいサービスに関する説明は、ビジュアルノベルスタジオのページを見ていただくとして。
今回作成に至った経緯や技術的なメモを兼ねて開発録を残しておこうかなと思います。いろいろ、勉強になったことも多かったしね
作ろうと思ったきっかけ
このサービスの半年ほど前にR9という、ノベルゲームエンジンを開発していました。
これも、プログラミングの知識などが不要で、すごく簡単なスクリプトを書くだけでノベルゲームを作れるというものです。
おかげさまでたくさんのユーザに利用してもらい、さらに専用に編集ソフトを作ってくれたすごい方がいらっしゃったり。簡単にノベルゲームを作りたいという需要はまだまだありそうだなぁと感じていました。
一方で、簡単になったとはいっても煩雑な作業が必要な部分が多く残っていました。
視覚的にゲームの情報が確認できないので、ゲームをプレビューするまで動作が想像出来なかったり。ゲームが完成したあと、ネットに公開する場合もレンタルサーバーを用意してアップロードしないといけなかったり。
もっと手軽に、それこそブログを書くくらい簡単にゲームが作成できるようにならないかなぁ。と考えたのが開発のきっかけです。
設計時に考えたこと
サービスを制作する前にいくつか、検討しなければいけない項目がありました。
ソフトウェアの形式は?
今回も無償のフリーウェアにすることは決めていました。
ただ、ソフトウェアの形式については結構迷いました。
つまり、Windowsのアプリケーションにするか Webアプリケーションにするか
直感的な操作だけで、ゲームを作ってもらうには、リッチなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)は必須です。そういった、操作に適しているのは圧倒的にWindowsのローカルアプリでした。
(Webアプリはドラッグ&ドロップなどの処理は苦手なんです。)
で、結局Webアプリケーションで作成することにしました。
一番大きかったのは、やっぱり、R9の資産をそのまま活用できる点 と 後述するインターネットへ簡単に公開できることが理由です。
R9はJSで制作されていますので、Webベースのビジュアルノベルスタジオではその資産をフル活用することができます。R9を拡張する形でサービスを構築したことで開発期間を大幅に縮小できたし、なんといってもR9と互換性を保てたことはよかったです。
ゲームデータの保存場所
さて、ウェブベースで開発することは決めたのですが大きな懸念点が残っていました。
ゲームで使用する画像や音楽ファイルを視覚的に確認できるようにするためには、ビジュアルノベルスタジオから、そのファイルを参照できなければなりません。ゲーム制作画面に表示するためです。
ウェブベースですと、ユーザさんのパソコンにあるファイルは見ることができませんので、アップロードしてもらうことになります。アップロードしてもらえれば、そのままレンタルサーバーなどをレンタルしなくてもゲームを公開することができるので、大きなメリットがあります。
問題は、そう。運用サーバーです。
アップロードされるファイルは画像、音楽、ムービーファイルなどで、結構な容量になります。ハードディスクの容量的な問題もありますが、それ以上に、制作したゲームが人気になった場合相当なトラフィックが発生することは容易に想像できます。
せっかく作ったゲームが人気になったのに、サーバーが落ちて見れないとか。。。。
ですが、個人運営しかも無償のサービスで潤沢なサーバーを用意するのはちょっと、厳しいものがありました。
そんなとき、凄いウェブサービスを見つけました。
Dropbox
無料かつ、有名なウェブストレージサービスで、簡単にネット上にファイルをアップすることができるサービスです。
しかも、その容量は標準で2ギガ!!
例えると、プレステのゲーム4本分。スーパーファミコンの100本分(適当)
ドロップボックス、恐ろしい子。
外部サービスからもREST形式のAPIが用意されていることは知っていたのですが、HTTPでのアクセスすると、ウェブサーバーとして動作する領域があることは知りませんでした。
という訳で、ログイン機構やストレージの部分はDropboxに担っていただきました。
開発期間
仕事が終わってから、夜寝る前に1時間〜2時間くらいのプログラミング。
画面の設計などは通勤電車でスケッチブックをカキカキ。
あと、週末の片方を、開発日にあてました。
大体、3週間くらいで、リリースまでこぎつけました。
サービスの根幹部分は1週間くらいで完成したのですが、やっぱり説明ページとかで時間がかかってしまいました。
デザイン面では素敵なロゴを作ってもらえたり、手伝ってもらえたので。感謝です。
まとめ
ビジュアルノベルは文章を魅力的に見せる力があると思っていて、その一助をこのサービスが担えるようになれば、嬉しいなぁ。
とまぁ、まだまだ未熟なところもあるサービスですが、ぜひぜひ、使ってみてくださいね〜。あと、ご意見などあればぜひ、Twitterや掲示板にご連絡ください。
ではでは、今後ともよろしくです。
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